家づくり
家づくりの進め方2
前回のコラムでは家づくりのスケジュールについて、大まかに以下の6つをご紹介しました。
1.建築業者との出会い
2.住宅ローンの仮審査
3.土地探し
4.プランニング申込
5.お家づくりの打合せ
6.着工スタート!
今回は「1.建築業者との出会い」について深堀していきたいと思います!
建築業者の情報を得るために、皆さんはどこから情報を得ていますか?
テレビのCMやSNS、ネット、チラシ、ご友人や知り合いからのご紹介などなど
現代は情報が溢れかえっています。
こういった世の中だからこそ、どこから進めていけば良いのか、いくつかのステップに分けてご紹介します。
目次
Step1. 「建てたいエリアを決める」
Step2.「モデルハウス以外の見学会に行く」
Step3. 営業マンに「住宅性能」「施工事例」について質問する
良い建築業者と出会うためのおさらい
Step1. 「建てたいエリアを決める」 |
家を建てる際、初めに決めるべき重要なポイントがあります。それは、「どこに家を建てるか」、つまり建てたいエリアを選択することです。これは、将来の住まいの快適さ、利便性などに大きな影響を与えます。
エリア選定のポイント
エリア選びには様々な要素が関わってきます。交通の便は日々の通勤や通学に影響しますし、学区はお子様がいらっしゃるご家庭には特に重要なポイントです。また、地盤の強さや自然災害のリスクは、安全性と長期的に住むことを考える上で欠かせません。
エリアを選ぶ際には、これらのポイントをリストアップし、ご家族でどの条件を最優先するか話し合うことが大切です。一度決めたエリアは変更が難しいため、じっくりと時間をかけて選びましょう。
施工エリアの確認
エリアを決めたら、次はそのエリア内で施工可能な建築業者を探すことが必要です。業者によっては、特定の地域にしか施工範囲が及ばない場合があります。そのため、気になる業者のウェブサイトを確認するか、直接連絡を取って施工エリアを確認しましょう。
また、訪問する前には、インターネットでエリア内の業者の評判や口コミを調べておくのも一つの方法です。この時点で、業者の対応の速さや丁寧さもチェックできるため、後のプロセスがスムーズに進むかの参考になります。
地域ごとの特性を理解する
選択したエリアによっては、地域特有の建築規制や条例が存在する場合もあります。例えば、歴史的な街並みを保護するための外観の制限や、自然災害を考慮した建築基準などです。これらの情報は、市町村の役所や地域の建築士協会で確認することができます。
加えて、地域の気候特性によって、住まいに求められる性能が異なります。雪国では屋根の形状や断熱性、暖かい地域では通風や日射遮蔽が重要になるため、エリアに適した設計をしてくれる業者を選ぶことが重要です。
Step2. 「モデルハウス以外の見学会に行く」 |
家づくりにおいて、情報収集は非常に重要です。その一環として、モデルハウス見学は有効ですが、モデルハウス以外の完成見学会への参加も、実際の住まいづくりをイメージする上で非常に役立ちます。
モデルハウスは、建築業者が技術力やデザイン性を披露するショールームのようなものです。それゆえ、広々とした設計になっていることが多く、実際の生活空間とは異なる場合があります。そのため、モデルハウスだけを見ても、日常生活の中での家の機能性や快適性を完全には把握できません。
一方で、完成見学会は、実際にお客様が住むことになる家を見ることができる貴重な機会です。ここでは、実際の生活スペースの大きさや間取り、収納スペースの実用性など、日々の生活に密接に関わる要素を直接確認することができます。
また、完成見学会では、住宅の断熱性や光の入り方、換気システムなど、生活の質を左右する重要なポイントを肌で感じることができます。これらはカタログやモデルハウスだけでは分かりづらい部分であり、実際に体験することで初めて理解できることも多いのです。
以下に完成見学会での注目ポイントを記載します!
光の入り方と窓の配置:自然光の入り方がどのように家の雰囲気を変えるか、またプライバシーの保護とのバランスはどうか。
収納スペース:実際の収納スペースを確認して、日々の生活での使い勝手を想像してみる。
材料の質感:実際に触れてみて、使用されている材料の質感や品質を確かめる。
断熱性や気密性:壁や窓の造りを見て、断熱性や気密性について尋ねる。可能であれば、光熱費がどれくらいかかるのか聞いてみるのも良いでしょう。
見学会に行く前には、事前に質問リストを作成しておくと良いでしょう。また、気になった点を記録しておくことも忘れないようにしましょう。
モデルハウス以外に、できれば1~2つ実際のお客様が建てた完成見学会に行くことが重要です!
シエルではモデルハウスの他、随時実際にお客様が住むお家を見学会として公開しています。是非お気軽にご見学予約下さい!
Step3. 営業マンに「住宅性能」「施工事例」について質問する |
家を建てるときには、その見た目だけでなく、家そのものの性能も非常に重要です。そのため、建築業者の営業マンには、住宅の性能や施工事例について、具体的な質問をすることが重要です。住宅性能とは、一言で言うと家の「機能性」のことです。断熱性能や耐震性、省エネルギー性能などがこれに該当します。良い性能を持つ家は、快適な生活空間を提供するだけでなく、光熱費の節約や長期的なメンテナンスコストの削減にもつながります。
見学会に行った際は営業マンに「住宅性能」「施工事例」について聞いてみてください!
具体的には
・住宅性能の数値
そもそも公表していない、もしくはモデルハウス基準でしか出していない業者が多いです。
・光熱費はいくらかかるのか
根拠のない「夏涼しく、冬暖かい、光熱費が安い」というトークには要注意です!
住宅性能の数値が分からないのは、車で例えると燃費が分からないのと一緒です。
「燃費はわからないけど、よく走る車です!」と言われても説得力が無いですよね?
この2つの質問を投げかけることで、その業者が住宅性能に力を入れているかどうかが分かります。
・施工事例の詳細
気にいった施工事例が実際にどこで建てられたものか聞いてみることが大事です!
フランチャイズの場合、関東圏の施工事例を多く載せている業者もいます。
雪国での建築となると屋根形状や窓配置が重要となってきます。関東圏の施工事例のイメージでいると実際に建築を検討した際大きなギャップが生まれます。
しっかりと自分達の建てるエリアの施工事例を見ることをおすすめします!
良い建築業者と出会うためのおさらい |
Step1. 「建てたいエリアを決める」 Step2. モデルハウス以外の見学会に行く」 Step3. 営業マンに「住宅性能」「施工事例」について質問をする |
いかがだったでしょうか?
一生に一度の家づくり、皆さまに後悔のないようと思います。是非素敵な建築業者との出会いにお役立て下さい。
関連コラム |
「制振ダンパー「evoltz(エヴォルツ)」」≻≻≻ https://www.cielhome.jp/column/p4091/
吉村 亮祐
2級建築士。住宅省エネルギー設計技術講習。省エネ建築診断士。ライティングコーディネーター。
2015年入社。設計提案部所属。
図面や土地提案、住宅ローン等、お家づくりにおけるお客様のトータルサポートを行う。
#山形 ハウスメーカー#山形 断熱材 #山形 住宅#山形 一戸建て デザイン#山形 注文住宅#山形 注文住宅 見学会#山形 注文住宅 デザイン#住宅 山形県#山形 工務店#山形 ハウスメーカー#山形 モデルハウス#南陽 平屋#南陽 建売#南陽土地#南陽 注文住宅#南陽 工務店#南陽 注文住宅 工務店#南陽 注文住宅 戸建て#南陽 新築 注文住宅#南陽 注文住宅 費用#仙台 ハウスメーカー#仙台 デザイン住宅 #仙台 土地情報#仙台 モデルハウス#福島 ハウスメーカー#福島 デザイン住宅 #福島 注文住宅 耐震#福島 注文住宅 ハウスメーカー#福島 注文住宅 高性能