シエルホームデザインの取り組み
外壁材の種類と組み合わせ【鉄板系サイディング】
家の外観は、その建物の個性を表現し、第一印象を決定づける重要な要素です。私たちも外観の形はもちろん、色使いや素材にとてもこだわりながら提案しております。
この”顔”を形成する上で、選ばれる素材は見た目の魅力だけでなく、機能性や耐久性といった側面も大きく影響します。現代の住宅設計において、注目を集める素材の一つが鉄板系サイディングです。その人気の背景には、鉄板系サイディングが持つ独自の特性とメリットがあります。
前回は窯業系のサイディングについてご紹介しましたが続いては鉄板系のサイディングをご紹介いたします!
最後には実際の施工例も載せておりますので是非ご覧ください。
目次
鉄板系サイディングの特徴・メリット
鉄板系のサイディングのメンテナンス・デメリット
施工例紹介
鉄板系サイディングの特徴・メリット |
“鉄板系サイディング”はその名の通り、金属の外壁材になります。
重さや見た目で大きく特徴がでてきますのでご説明いたします!
▼軽さ
打合せの際は実際の外壁材のサンプルを用いますが、皆さん驚かれるのが鉄板系サイディングの軽さです。打ち合わせの際は是非比べてみてください。
外壁材が軽いと、地震の際にかかる負担を軽減することができます。
▼耐候性
耐候性とは、屋外で使用される建築材料などが、日光、雨、風、温度変化、結露場など自然環境にさらされても劣化しにくい性質のことを指します。鉄板系サイディングは厳しい気候条件にも対応できるというメリットを持っています。この特性が、住宅や商業施設、公共建築物など、さまざまな建築物の外観を形作る上で重要な役割を果たしています。
そのため、近年ますます注目を集めています。耐候性があると、より長く美しさを保てますね。
特に豪雪地域では窯業系サイディングに比べて凍害が起こりにくいために、多く採用されております。東北・雪国だからこその選び方ですね。
▼耐火性
耐火性が高く、火災に対する安全性の向上に貢献します。金属製であるため、燃えにくく、火災が発生した場合でも炎の拡大を防ぐ役割を果たします。
▼見た目
鉄板系のサイディングはメタリックな印象があります。また最近は鉄板系のサイディングでも柄の種類やカラーが増えてきて選べる幅が広がりました。
細め・太めラインやウェーブライン、石目模様まで様々ございます。
鉄板系のサイディングのメンテナンス・デメリット |
鉄板系サイディングは、その耐候性、耐久性、さらにメンテナンスが容易であることで知られていますが、それでも最適な状態を維持するためには、メンテナンスは必須となります。
ここからは、鉄板系サイディングのメンテナンス方法の詳細と、発生する可能性のあるデメリットとそれらに対応する方法について具体的なアドバイスをご紹介いたします。
【メンテナンス方法】
1. 定期的な清掃
積もったほこりや汚れを定期的に除去することで、新品時の美しさを長く保つことができます。洗剤や水を使用しながら、柔らかい布またはスポンジで優しく拭き取ります。高圧洗浄機の使用は、塗装を損傷する可能性があるため避けるべきです。
2. 塗装のチェックと補修
日焼けや摩耗による塗装の劣化を防ぐために、鉄板系サイディングの塗装面は定期的にチェックし、必要に応じて補修や再塗装を行います。特に、色あせや剥がれが見られる場合は、早急に対処することが望ましいです。
特に、冬の終わりには融雪水による水漏れや、夏の終わりには紫外線による塗装の劣化に注意が必要です。
3. サビ対策
鉄板系サイディングのサビは、見た目の美しさだけでなく、材料の強度にも影響を及ぼします。サビの初期段階で対策を講じることが重要です。サビ取り専用の製品を使用し、その後、サビ防止のための塗装や処理を施します。高所の作業は非常に危険であり、強くこするなどすると、さらに外壁を記事つけてしまう可能性もありますので慎重に行いましょう。
特に海辺の地域では注意が必要です。塩分や湿気に強い特殊な塗装やコーティング剤を使用することで、サビを防止することが可能です。サビを発見した際には、一度専門業者さん相談するのが良いかと思います。
【デメリット】
デメリットとしましては、材料が金属の為に一旦損傷すると修復が難しい点にあります。
例えば、ボールや雪玉をぶつけてへこんでしまった場合や、既にサビてしまった場合は外壁の張り替え工事が必要になる場合があります。
お子さまが庭で遊ぶ際には注意したいところです。また植栽が直接外壁に接触しないようにする、などの工夫をすることが必要です。
鉄板系サイディングは、適切なメンテナンスとケアによって、その魅力と機能性を長期間維持することができる優れた外壁材です。
定期的な清掃、塗装のチェック、サビ対策など、定期的なメンテナンス作業を行うことで、鉄板系サイディングの美しさと耐久性を最大限に引き出すことができます。また、修復の難しさやサビのリスクなどのデメリットに対しても、予防と早期対応によって効果的に対処することが可能です。
維持管理のコツを理解し、定期的なメンテナンスを心掛けることで、長く建物の美観と機能性を保てるようにしたいですね。
施工例紹介 |
外観の作り方は鉄板系サイディングだけの組み合わせだけではなく、前回紹介しました窯業系のサイディングとの組み合わせでもご提案しております。
組み合わせの外観は、メタリックの格好良さと重厚感が掛け合わされて目を引くデザインになります!
今回はその例をご紹介いたします。
▼1枚目
ベース:ブラックの鉄板系サイディング
アクセント:グレーと木目の窯業系サイディング
全体的に落ち着いた色味を使い、重厚感のある外観に仕上げています。
▼2枚目
ベース:グリーンの鉄板系サイディング
アクセント:木目の窯業系サイディング
明るいトーンの組み合わせで施工いたしました。明るくすっきりとした印象をうけますね!
▼3枚目
ベース:黒の鉄板系外壁
アクセント:木目の窯業系のサイディング
縦のラインが強調された外壁が格好良さを演出し、2階部分のアクセントが強調されていますね。
いかがでしたか?
サイディングごとに様々なメリット・デメリットがあります。また、ご覧いただいた施工例はほんの一部で、このほかにもさまざまな柄や色・組み合わせがございます。
専門的な知識も必要になるため、考えるのが難しいところのひとつかと思います。性能に関するお悩みや、色の組み合わせに関するご相談など是非担当のコーディネーターへお気軽にご相談ください!
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長岡 紗夕望
2級建築士。インテリアコーディネーター。ライティングコーディネーター。窓装飾プランナー。整理収納アドバイザー。
IC課所属。住宅における空間デザインや照明、造作家具の設計等、内装デザインの提案を行う。
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