家づくり
コンセントひとつで暮らしが変わる?快適な生活を作るための設置計画
お家づくりを進める中でコーディネーターとの打ち合わせで決めていかなければならないことが様々ありますが、コンセントの位置検討もその中のひとつです。
特に最近は、家族内での電子機器の使用が増えています。電化製品はもちろんですが、スマートフォン、タブレット、パソコンなど一人ひとりが使用するデバイスも増えています。リビングで家族それぞれがスマホやタブレットを使用している光景は珍しくありません。こうしたデバイスは、充電が必要なため、手の届く範囲にコンセントがあると大変便利です。また、リモートワークやオンライン学習が増えた今、PC作業中に充電が必要になる場面も多く、その際にコンセントを探して四苦八苦するのは避けたいものです。快適に作業できる場所にコンセントがあったら…なんて思ったこともあるのではないでしょうか?
コンセントをどこに、いくつ設置するべきかを考えることは、家づくりを考えるうえで重要です。日々の生活の利便性を高め、ストレスを減らし、家での時間をより快適に過ごすためにはどうしたらよいでしょうか?
目次
標準工事について
使い勝手に大切なコンセントの設置場所
性能に大切なコンセントの設置場所
最後に
標準工事について |
当社では標準として、Panasonicのアドバンスシリーズとコスモシリーズを採用しています(住宅シリーズによって異なります)。
当社ではコンセントの高さを、基本的に床から16cmに設定しております。これは一般的な設置位置よりも低いです。
その理由としては、生活する中で視線の邪魔とならないようにするためです。少しでも気持ちよく暮らしていただきたい、という想いからこの高さに設定しています。当社の家づくりに対するこだわりのひとつです。
Panasonicのアドバンスシリーズ以外にもコンセントの種類はあります。
例えば、デザインや機能性を重視する場合、他のメーカーの製品も検討してもいいかもしれません。またUSBポート付きコンセントや、スマートホームシステムと連携するコンセントなど、機能性を備えたものもあります。当社で建築をご検討の場合で標準以外のものをご希望の場合は、一度担当のコーディネーターにご相談ください!
使い勝手に大切なコンセントの設置場所 |
はじめにも少し触れましたが、コンセントの配置は家の中での快適な生活を実現する上で非常に重要です。リビングやキッチン、寝室、玄関、廊下など、家のあらゆる場所にどう設置するか検討していかなければなりません。場所や目的別の設置場所の例を、以下に記載してみたいと思います。
〇リビング
ソファでくつろぎながらスマホを充電したい時、腕を伸ばしてでも簡単にコンセントにアクセスできるよう、ソファの近くや背後にコンセントを設置する。また、テレビやゲーム機、音響機器などご家族の趣味・趣向に合わせて、これらの機器の設置場所を考え、適切な位置に十分な数のコンセントを設ける、といったことが考えられます。
〇キッチン
冷蔵庫、電子レンジ、電気ケトルなど、複数の家電製品を使用するため、コンセントの数と配置を十分に検討する必要があります。実際に料理をする時を想定して、使い勝手のいい位置に適切な数のコンセントを設置することが大切です。
〇寝室
ベッドサイドに最低1つはコンセントを設置することをおすすめします。これにより、就寝前や起床時にスマホを充電したり、読書灯を使ったりすることができます。また、将来的にベッドの配置を変更する可能性などを考慮して、部屋の複数の壁にコンセントを設置することも考えられますね。
そのほかにも、玄関や廊下では、掃除機の使用などで意外と需要がある場所です。忘れずに検討したいですね。
アイロンがけを行うためなど、細かいですが必要であればそれ用のコンセントを設置する必要もあります。
最近ですと、壁掛け充電タイプの掃除機が増えてきているため、その設置場所を事前に計画し、必要なコンセントを確保しておくことも重要です。壁掛けタイプの設置を考えている場合は、ビスが効くような壁下地の変更が必要な場合もあるため、事前にコーディネーターに相談してください。
以上のように、コンセントの設置場所を検討する際には、家電製品の使用や家庭内動線、家族の趣味・趣向などを考慮することが重要です。適切な場所に十分な数のコンセントを設置することで、日々の生活がより快適に、そして便利になります。
さらに、コンセントの配置を考える際には、将来の家電製品の配置変更や、新たな電子機器の追加などに柔軟に対応できるよう、予備のコンセントを設けることも一つの選択肢です。事前に想定することで、建築後の変更や追加工事の手間と費用を削減することができます。
性能に大切なコンセントの設置場所 |
当社コーディネーターは、コンセントの使い勝手だけでなく、住宅の気密性能や断熱性能にも配慮しながら配置計画を作成しています。住宅性能は、快適に生活するために非常に重要です。性能を保ちながら、最適なコンセント配置ができるよう強いこだわりを持っています。
配置を考える上で注意していることのひとつとして、「外壁面にコンセントを設置することをできる限り避ける」ということがあります。外壁面にコンセントを設置することは、気密の処理にかかわってきます。性能を少しでも向上させるために、細かな部分まで気を付けています。
最後に |
この記事を通じて、コンセントの位置検討が快適な生活を実現するうえでいかに重要であるかを理解していただけたかと思います。最後に、重要なポイントをおさらいしましょう。
①コンセント位置と選択肢
標準的には、床から16cmの高さに設置します。生活スタイルや好みに合わせて、コンセントの種類や高さを検討するのも重要です。
②生活を想像してコンセントを配置する
リビング、キッチン、寝室、廊下、玄関など、家の様々な場所での動きを想像しながら、コンセントの数や位置を考えましょう。将来的なライフスタイルの変化にも対応できるように計画することが重要です。
③性能を損なわないための配慮
コンセントの設置は、気密性能や断熱性能に影響を与えることがあります。特に外壁面への設置は避けることが重要です。
コンセントの位置検討は、単に電源を確保するためだけではありません。住宅性能を含めた、快適で便利な生活を実現するための大切なプロセスです。ご家族の生活スタイルや将来的な変化にも対応できるよう、慎重に計画を立てることが求められます。
家族のライフスタイルや将来設計などを考慮しながら、コンセントの設置場所を考えるのはなかなか難しいと思います。実際に担当したお客様も悩まれる方が多いですし、私自身もご提案が難しいと感じることも多々あります。
ただ、上でも記載した通り弊社のコーディネーターはお客様の理想が実現できるよう、強いこだわりをもってご提案しています。お悩みの際は遠慮なくお伝えください!
この記事が、皆さんのより良い暮らしにつながれば幸いです!
次回もお楽しみに!
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長岡 紗夕望
2級建築士。インテリアコーディネーター。ライティングコーディネーター。窓装飾プランナー。整理収納アドバイザー。
IC課所属。住宅における空間デザインや照明、造作家具の設計等、内装デザインの提案を行う。
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